2022年11月16日

表情が〜♬

ここに通ってきてくださっている26歳の男性
とても重い身体的な障がいをお持ちで
自分で動くことも、お話をすることも出来ません。

もう、10年くらいのお付き合いになるのかなあ〜
高校生の頃に、時々、利用していただいていました。

ラジオを聴くのが好きなので、いつもラジオが
聞けるようにセットしておきます。

ちゅうことは、耳は聞こえるし、いろいろなまわりの事も
ご理解していただいているような気がしていました・・

スタッフは、代わる代わるいろんな声かけをしながら
支援にあたります。
着替えの時は、「○○さん、右手から脱ぎますね」と
言うと、右腕を動かしてくれます。
色々な場面で、声をかけながら介護にあたっていると
実に協力的に体を動かせてくれます

まあ、お話し好きなスタッフがかわりばんこで
話しかけていました。

今日、お母さんから
「自宅での表情がすごくよくなった。笑ったり、振り向いたり
表情ががとても豊かになってきました。きっと、とおりゃんせ
の皆様が、深くかかわってくださっていると思います。
とても、うれしいです。」と、お話をお聞きしました。

おかあ様も嬉しいでしょうが、私たちも嬉しいです。

言葉の出ない方の利用が多く、当初は試行錯誤でしたが
毎日どんどん話しかけて一緒に過ごしていると
結構、みなさん分かってくださっており、
表情が読みとれるようになりました。

こんな些細なこと・・いや、とんでもなくすごい事かもしれません
こんな具合に、スタッフは、小さな喜びを毎日頂いています。

出会った方々と、今を一緒に生きているんですね。
posted by 山羊のかんきちどん at 17:48| Comment(0) | 日記